EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
PORTRAIT

建築家 / Architect

アンドレ・ヴァテルケイン

André Waterkeyn

アンドレ・ヴァテルケイン(André Waterkeyn、1917年—2005年)は、ベルギーの技師である。アトミウムの発案者・設計者として知られる。

ベルギーの金属産業連盟ファブリメタル(Fabrimetal)に関わり、1958年のブリュッセル万国博覧会では、鉄を象徴する記念建築の構想を任された。彼が選んだのは、鉄の結晶(体心立方格子)の単位格子を約1650億倍に拡大して立体化するという独創的な着想であった。9つの球と、それらを結ぶ連絡管とからなるこの形は、原子の時代の科学的楽観を視覚化したものといえる。

構造の構想はヴァテルケインによるもので、建築としての実現は建築家アンドレ・ポラックとジャン・ポラックが担った。技師が形の原理を与え、建築家がそれを空間へ翻訳するという分業は、19世紀のエッフェル塔以来の、技術者主導の記念建築の系譜に連なる。

なお彼は、フィールドホッケーのベルギー代表としてオリンピックに出場した経歴も持つ。アトミウムの意匠は、彼の没後70年にあたる2075年まで著作権で保護される。

生没
1917 — 2005
国籍
ベルギー
運動
登録作品
1

代表作

Works
アトミウム
1958 · ブリュッセル
アトミウム

ブリュッセルの記念建築。1958年の万国博覧会のために、技師アンドレ・ヴァテルケ…

データ: Wikidata (Q523346)
ENTRY ID — ARC-0981