ポストモダン建築
建築家 / Architect
ダニエル・リベスキンド(1946–)は、ポーランド生まれのアメリカの建築家。ホロコーストを生きのびたユダヤ人の家庭に、ポーランドのウッチで生まれ、一家でアメリカへ渡って市民権を得た。
ニューヨークで建築を学んだのち、長く理論家・教育者として活動し、五十代でようやく最初の建物を実現した異色の経歴をもつ。引き裂かれたような鋭角の形態に、記憶や歴史、喪失を込める作風で知られ、脱構築主義を代表する一人に数えられる。出世作となったのが、稲妻のように折れ曲がる平面と空虚(ヴォイド)をもつベルリンのユダヤ博物館(2001年)である。以後、マンチェスターの帝国戦争博物館北館、トロントのロイヤル・オンタリオ博物館の増築などを手がけた。2003年には、同時多発テロで失われたニューヨークの世界貿易センター跡地の再建計画を、国際コンペを経てまとめあげている。