ルネサンス建築
サン・マルコの時計塔
ヴェネツィアのサン・マルコ広場に立つ初期ルネサンスの時計塔。1499年に除幕され…
建築家 / Architect
マウロ・コドゥッシ(マウロ・コドゥッチとも)は、15世紀後半のヴェネツィアで活躍した初期ルネサンスの建築家である。1440年ごろ、ベルガモ近郊のヴェネツィア領に生まれた。当時のヴェネツィアになお根強かったゴシックに対し、フィレンツェやアルベルティに学んだ古典の語法をいち早く持ち込み、半円アーチと明快な比例による新しい造形を市内に定着させた。
代表作に、ヴェネツィア最初のルネサンス聖堂とされ墓地島に建つイストリア石張りのサン・ミケーレ・イン・イゾラと、半円形の破風を頂くその正面、ゴシックの下層に古典の上層を重ねたサン・ザッカリア聖堂の正面、集中式平面のサンタ・マリア・フォルモーザやサン・ジョヴァンニ・クリソストモ、そして大運河に臨む壮麗なヴェンドラミン・カレルジ宮がある。サン・マルコ広場の時計塔も、文献的な裏付けはないものの、その様式からコドゥッシの設計と広く考えられている。1504年、ヴェネツィアで没した。
ヴェネツィアのサン・マルコ広場に立つ初期ルネサンスの時計塔。1499年に除幕され…