ミュオグラフィMuography
概要
宇宙線が大気と衝突して生じる素粒子ミューオン(ミュー粒子)を使って、巨大な物体の内部を透視する技術である。ミューオンは岩や土を通り抜ける力が強く、通過する物質が厚く密であるほど数が減る。検出器で到来するミューオンを方向ごとに数えれば、内部の密度の分布や空洞の有無を推定できる。1960年代にエジプトのカフラー王のピラミッドで先駆的な試みが行われ、のちに火山の内部観測で実用化が進んだ。考古学ではテオティワカンの太陽のピラミッドや、2017年に未知の大空間が報告されたギザの大ピラミッドの調査に用いられている。建造物を壊さずに内部を調べられる点に意義がある。
この用語が登場する建築
太陽のピラミッド