EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
アレクシ・リレツ
© Klara Obretenova, Aleksander Obretenov / CC BY-SA 3.0

建築家 / Architect

アレクシ・リレツ

Alexi Rilets

アレクシ・リレツ(Алекси Рилец、1760年–1850年)は、ブルガリア民族復興期の建築家・棟梁で、木彫家でもあった。現在の北マケドニア西部、ラザロポレ村の生まれである。1784年、略奪と火災で荒れたリラ修道院の再建に加わるため麓のリラ村に移り住み、中世の主聖堂の増築(1784–92年)や聖ルカ聖堂(1796年)、納骨堂など、修道院とその周辺の建物を次々に手がけた。アトス山の修道院でも工事に携わっている。

1816年、修道院の招きで東・北・西の三翼の僧房の設計と施工を任され、1819年に完成させた。当時の修道院長の名とともに彼の名を刻んだ3枚の記念銘板が残る。作者の名が建物に記されることは、それまで匿名の職人が担ってきたバルカンの建築では珍しく、民族復興期に建築の担い手が個人として姿を現したことを示している。外に向けては高い石壁で閉じ、中庭側では列柱廊と彩色で明るく開く僧房の構成、高さ24メートルに達する厨房は、この時期の仕事である。

1833年の大火で修道院の大半が焼けると、70代の彼は再び再建を率いた。屋根の上まで立ち上がる防火壁を要所に設け、木造の回廊や張り出し部屋を延焼から守る工夫を加えている。1850年、リラ村で没した。

生没
1760 — 1850
国籍
ブルガリア
運動
—
登録作品
1

代表作

Works
データ: Wikidata (Q12271613) / 肖像: © Klara Obretenova, Aleksander Obretenov / CC BY-SA 3.0 — Wikimedia Commons
ENTRY ID — ARC-1651