ギリシア建築
アルテミス神殿
小アジアのエフェソス(現トルコ・セルチュク)に築かれた、女神アルテミスを祀る…
建築家 / Architect
前6世紀のギリシアの建築家で、クレタ島の出身と伝えられる。子のメタゲネスとともに、本データベースのエフェソスのアルテミス神殿(クロイソス神殿)を設計したことで知られる。
この神殿は全体を大理石で築いた最初期のギリシア神殿とされ、前550年ごろ、リュディア王クロイソスの援助を受けて着工された。地震に備えて湿地を選び、木炭と羊皮を敷いた基礎の上に巨大な柱と梁を据えたと、後世のプリニウスやウィトルウィウスは伝える。重い石材を車輪のように転がして運ぶ工夫など、その建設は古代の土木技術の到達点を示すものであった。神殿は完成までに長い年月を要し、エフェソスのパイオニオスらの手で仕上げられたとされる。