EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
PORTRAIT

建築家 / Architect

エリック・ググラー

Eric Gugler

エリック・ググラー(Eric Gugler、1889–1974)は、アメリカの建築家・インテリアデザイナーである。彫刻や壁画の制作にも携わった。ウィスコンシン州ミルウォーキーに生まれ、シカゴのアーマー工科大学とシカゴ美術館附属美術学校で学んだのち、1911年にコロンビア大学を卒業した。同年マッキム奨学金を得てローマのアメリカン・アカデミーに留学し(1911–14年)、帰国後はマッキム・ミード・アンド・ホワイトの事務所で働いた。第一次世界大戦では陸軍の迷彩部隊に従軍し、1919年に独立した。

古典主義の語彙を基礎とし、彫刻家ポール・マンシップらとの協働で建築と彫刻を一体に扱う作品を多く残した。ローマのアメリカン・アカデミー戦没者記念碑(1923–24年)やセントラル・パークのウォルド・ハッチンス記念ベンチ(1932年)がその例で、天球や黄道十二宮のモチーフを繰り返し用いたことでも知られる。

代表作は、1933–34年にフランクリン・D・ルーズベルトの依頼で行ったホワイトハウス西棟(ウエスト・ウイング)の改造である。地下階と屋上階を加えて執務空間を増やし、棟を東へ広げて閣議室と現在のオーバル・オフィスを設けた。ルーズベルトとは朝食の席でスケッチを交わしながら設計を詰めたと伝えられる。その後1934年から1948年までホワイトハウスの顧問建築家を務めた。

歴史的建造物の保存にも力を注ぎ、1939年にはニューヨークのフェデラル・ホール・ナショナル・メモリアルの修復を指揮した。戦後はウォバッシュ・カレッジ(インディアナ州)のキャンパス拡張、イタリア・ネットゥーノのシチリア=ローマ米軍墓地・記念館(1956年)、ワシントンのセオドア・ルーズベルト記念碑(1967年)などを手がけた。1939年にアメリカ建築家協会(AIA)のフェローに選ばれている。

生没
1889 — 1974
国籍
アメリカ合衆国
運動
新古典主義
登録作品
1

代表作

Works
ENTRY ID — ARC-1654