新古典主義建築
ペール・ラシェーズ墓地
パリ東部、20区の丘に広がる世界初の庭園墓地。1804年、ナポレオンの命によりブロ…
建築家 / Architect
エティエンヌ=イポリット・ゴデ(Étienne-Hippolyte Godde, 1781–1869)は、フランスの新古典主義建築家である。オワーズ県ブルトゥイユに建設業者の家に生まれ、エコール・デ・ボザールでクロード=マチュー・ドラガルデットに学んだ。1813年から1830年までパリ市の建築家を務め、三十あまりの宗教建築をはじめ、公共・私邸・墓碑など多くの建物を手がけた。サン=ドニ=デュ=サン=サクルマン教会やサン=ピエール=デュ=グロ=カイユ教会、ルシュールと協働したパリ市庁舎の再建(1871年のコミューンで焼失)などが知られる。
本サイトとの関わりでは、ペール・ラシェーズ墓地の礼拝堂と正門の設計者として重要である。ブロンニャールが構想しながら実現しなかった頂上のピラミッドに代えて、ゴデはイエズス会士の旧居跡に新古典主義の礼拝堂を建て(1820年代初頭着工、1834年に聖別)、メニルモンタン大通りに面する記念碑的な正門を設けた(1825年完成)。有翼の砂時計や松明で飾られた半円形のこの門は、墓地の象徴的な顔となっている。
弟子に、のちにサント=ジュヌヴィエーヴ図書館で名を成すアンリ・ラブルーストがいる。もっとも晩年のゴデは不動産事業の失敗もあって不遇のうちに1869年に没し、みずから正門を手がけたペール・ラシェーズに葬られた。
パリ東部、20区の丘に広がる世界初の庭園墓地。1804年、ナポレオンの命によりブロ…