中国建築
紫禁城
中国・北京の中心に立つ、明・清王朝の皇宮。永楽帝が1406年から築き、1420年に完…
建築家 / Architect
蒯祥(Kuai Xiang、1398–1481年)は、明代中国の建築家・棟梁である。蘇州・香山の大工の家に生まれ、優れた木工の腕で知られた。永楽帝が北京へ遷都し、紫禁城の造営を始めると、蒯祥はその設計と建設を主導する立場に立った。
複雑な木組みや意匠を巧みにまとめる手腕から、伝説的な工匠・魯班になぞらえて「蒯魯班」とも称えられたと伝わる。紫禁城の主要な殿舎や門の建設に携わり、宮廷の造営を担う官職にも上った。中国の宮殿建築を体現する名工として、その名が今に伝えられている。