特集
構造家は建築に何を残したか——アラップとシュライヒ・ベルガーマンを軸に14の建築 1962–2022
名築が収録する公開済みの建物1,244件のうち、86件には構造家や技師が設計者とならんで結ばれている。結ばれた件数が最も多いのは英国のアラップの11件で、ドイツ…
建築家 / Architect
オヴ・アラップ(Ove Arup、1895–1988)は、デンマーク系イギリスの構造技師。設計者と技師の緊密な協働を掲げ、20世紀を代表する設計集団アラップ社の礎を築いた。建築家バジル・スペンスと組んだコヴェントリー大聖堂の新聖堂(1962年)では、壁から切り離した軽快なヴォールトと、床で細い鋼の脚に収斂する身廊の柱を実現した。シドニー・オペラハウスの構造でも知られ、構造設計を建築表現の中核に据えた先駆者である。
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イングランド中部の大聖堂。1940年の空襲で中世の聖堂が焼け落ち、その廃墟を残し…