モダニズム建築
555カリフォルニア・ストリート
サンフランシスコ金融街に建つ52階建ての超高層ビル。1969年、バンク・オブ・アメ…
建築家 / Architect
ピエトロ・ベルスキ(Pietro Belluschi, 1899–1994)は、イタリアに生まれアメリカで活躍した建築家である。アンコーナに生まれ、ローマ大学で工学を学んだ後、1923年に渡米した。オレゴン州ポートランドを拠点に、木と地域の素材を生かした穏やかな近代建築を展開し、その作風は「ノースウェスト・リージョナル様式」と呼ばれて戦後アメリカのモダニズムの一翼を担った。代表作のひとつ、ポートランドのエクイタブル(コモンウェルス)・ビル(1948年)は、密閉された金属とガラスのカーテンウォールをいち早く用いた初期の現代的オフィス塔として知られる。ニューヨークのパンナム・ビル(グロピウスらと協働)やサンフランシスコの聖メアリー大聖堂など、各地の大規模建築にも関与した。1951年から1965年までマサチューセッツ工科大学(MIT)建築・都市計画学部長を務め、後進の育成にも力を注いだ。1972年にアメリカ建築家協会(AIA)ゴールドメダル、1991年に国民芸術勲章を受けている。555カリフォルニア・ストリートには設計の途上からコンサルティング建築家として加わり、濃色の磨き花崗岩と出窓による外観の方向づけに関わった。
サンフランシスコ金融街に建つ52階建ての超高層ビル。1969年、バンク・オブ・アメ…