曲げ木Bentwood
木材を蒸気や熱、接着によって湾曲させ、曲面を持つ部材として用いる技法。挽き物や彫り出しと違って繊維を断ち切らないため、細い断面でも強度が保たれ、少ない材料で軽くしなやかな形をつくれる。19世紀にトーネットが椅子の量産に用いて広まり、20世紀にはアールトが薄い単板を積層して曲げる方法を確立し、脚と座面を一本の材で連続させた家具を生んだ。近代建築が金属管に見いだした軽さを、木という土着の材料で実現する道筋として重要である。
この用語が登場する建築
パイミオのサナトリウム