EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

デヴシルメDevshirme

デヴシルメ(devşirme、「徴集」の意)は、オスマン帝国がバルカン半島やアナトリアのキリスト教徒の少年を徴用し、改宗させたうえで官僚やイェニチェリ軍団の精鋭として育成した制度である。家柄によらず能力で登用される道でもあり、宰相や、宮廷主席建築家ミマール・スィナンのように、帝国の中枢を担う人材を多く輩出した。

役人たちの前に赤い衣の少年たちが並ぶ、色鮮やかな細密画
デヴシルメで少年たちを登録する場面を描いたオスマン朝の細密画(『スレイマン・ナーメ』、16世紀)Ali Amir Beg (fl. 1558) / パブリックドメイン — Wikimedia Commons