EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

フレッシュFlèche

フレッシュ(flèche)は、フランス語で「矢」を意味し、屋根の棟や交差部の上に立つ細身の小尖塔をさす。重厚な石造の鐘塔とは異なり、木や金属で軽やかに構成されることが多く、ゴシックの大聖堂では身廊と翼廊の交差部にしばしば架けられた。パリのノートルダム大聖堂のフレッシュはその代表である。20世紀の教会建築でも、量塊を抑えた垂直の標識として再解釈されている。

聖堂の屋根の上に細く高く伸びる、透かしの多い尖塔
パリのノートル=ダム大聖堂のフレッシュ(ヴィオレ=ル=デュク、1859年。2019年に焼失し、2024年に再建)Jebulon / CC0(パブリックドメイン) — Wikimedia Commons
この用語が登場する建築 コヴェントリー大聖堂