EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

ミトラエウムMithraeum

ローマ帝国期に流行した密儀宗教ミトラ教の礼拝室。洞窟を模した半地下の細長い空間で、両側に信者が着座する長椅子(ベンチ)を備え、奥に主神ミトラスが牡牛を屠る場面の浮彫を据える。神殿というより秘儀の集会場であり、規模は小さい。ローマやその属州の都市部に多く築かれ、後の建物の下層に埋もれて遺存した例がある。ローマのサン・クレメンテ教会の地下にも、保存状態のよいミトラエウムが残る。

両側に長い台が延びる細長い地下空間の奥に白い彫像が立つ
オスティア・アンティカの「ミトラの浴場」のミトラエウムMichelle Touton (Ailurophyle) / パブリックドメイン — Wikimedia Commons
この用語が登場する建築 サン・クレメンテ教会(ローマ)