EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

有機的建築Organic architecture

建築を、その土地・自然・用途と一体の、生きた有機体のようにとらえる思想。フランク・ロイド・ライトが唱えたことで知られる。建物を風景に対立させるのではなく、地形・素材・植生と調和させ、全体と部分が分かちがたく結びつくことを理想とする。落水荘は、滝の上に建物を重ねてその一部としたことで、この理念を最もよく体現した。アアルトの北欧モダンにも、近い精神が通う。

森の中、滝の上に水平な床が重なって張り出す住宅
落水荘(フランク・ロイド・ライト、ペンシルベニア州)。滝と岩の上に建物を重ねるCarol M. Highsmith / パブリックドメイン — Wikimedia Commons
様式史の章 地域と表現