EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
放物線アーチParabolic arch
概要
放物線アーチ(parabolic arch)は、放物線の形をもつアーチ。荷重をおもに圧縮力として地面へ伝えるため、半円アーチや尖頭アーチよりも横方向への張り出し(スラスト)が小さく、厚い控え壁を必要としない。鎖を両端で吊るしたときに描く懸垂線(カテナリー)に近い形でもある。アントニ・ガウディはこの原理を逆さ吊り模型によって探究し、グエル邸の玄関やコロニア・グエル教会の構造に応用した。装飾ではなく力の流れそのものを形にする発想は、後の構造表現の先駆ともいえる。