セグメント・アーチSegmental arch
概要
セグメント・アーチは、半円ではなく円弧の一区分だけを用いた、迫り上がりの低い扁平なアーチである。半円アーチに比べて高さを抑えられ、少ない橋脚や支点で広い開口を架けられる利点がある一方、両端には外向きの強い推力が生じるため、頑丈な橋台や基礎を必要とする。フィレンツェのヴェッキオ橋(14世紀)はこの形式を用いた初期の代表例で、低く優美な弧が川幅を渡す。橋梁や窓・出入口の上枠など、軽快さと耐荷力を両立させたい場面で広く用いられる。
この用語が登場する建築
ヴェッキオ橋