EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

テソントレTezontle

テソントレ(tezontle)は、メキシコ中央高原に産する多孔質の赤色火山岩である。軽量で加工しやすく、湿った軟弱地盤の上に重い建物を築くメキシコシティで、壁体や基礎の材として古くから重用された。アステカの建築にも用いられ、植民地時代の教会や宮殿でも、白い切石(チルカ)と組み合わせて壁面に赤と白の対比を生んだ。

赤い石の壁面に白い石の窓枠と角石をもつ植民地時代の邸宅
メキシコシティ歴史地区の旧マヨラスゴ・デ・ゲレロ邸。赤いテソントレの壁を白い石が縁取るHenryficar / CC BY-SA 4.0 — Wikimedia Commons