EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
PORTRAIT

建築家 / Architect

トラレスのアンテミオス

Anthemius of Tralles

トラレスのアンテミオス(Anthemius of Tralles、474年ごろ–534年ごろ)は、東ローマ帝国の数学者・幾何学者であり、アヤソフィアの設計者の一人として知られる。小アジア西部のトラレス(現トルコ・アイドゥン)の学者一族に生まれ、円錐曲線や反射鏡の研究で名を成した。とりわけ放物面鏡を用いた「燃える鏡」の考察で知られ、その幾何学と光学の知識は当時の最先端にあった。コンスタンティノープルで幾何学を講じ、蒸気を用いて隣家に擬似的な地震を起こしてみせたという逸話も、その機械への才を物語る。

532年、ニカの乱で焼けたアヤソフィアの再建にあたり、皇帝ユスティニアヌス1世は、正規の建築家ではなくこの碩学を、相方のミレトスのイシドロスとともに抜擢した。アンテミオスの幾何学的な構想力が、前例のない大ドームと曲面の空間を可能にしたとされる。ただし彼は工事の初期に世を去り、聖堂の完成を見ることはなかった。

生没
474 — 534
国籍
東ローマ帝国
運動
ビザンティン建築
登録作品
2

代表作

Works
バシリカ アヤソフィア
537 · イスタンブール
アヤソフィア

東ローマ皇帝ユスティニアヌス1世が6世紀に建てたコンスタンティノープルの大聖堂…

データ: Wikidata (Q298226)
ENTRY ID — ARC-0223