新古典主義建築
ローマ国立近現代美術館
ローマのヴァッレ・ジューリアに建つ国立の近現代美術館。1911年の万博のためチェ…
建築家 / Architect
チェーザレ・バッツァーニ(Cesare Bazzani、1873–1939)は、ローマに生まれた建築家・技師である。20世紀前半のイタリアにおける公共建築の最も多作な担い手の一人として、古典の語彙を堂々たる記念碑性へと再構成する折衷的な様式で知られた。
代表作に、1911年のローマ万国博覧会のために設計したヴァッレ・ジューリアの美術宮(パラッツォ・デッレ・ベッレ・アルティ=後のローマ国立近現代美術館)がある。神殿正面を思わせる大階段と双柱の列柱廊に、リバティ(イタリアのアール・ヌーヴォー)の装飾をまじえた、学究的古典主義の典型である。ほかにフィレンツェの国立中央図書館や公共教育省庁舎などを手がけ、王立イタリア学士院の会員にも選ばれた。
その作品は、統一後のイタリア国家が自らの威信を可視化しようとした時代の、官製建築の気風をよく伝えている。
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