ゴシック建築
シヨン城
レマン湖東端の岩礁に建つ中世の島城。サヴォイア家の居城として12〜13世紀に拡張…
建築家 / Architect
ジェイムズ・オブ・セント・ジョージは、13世紀のサヴォワ出身の建築家・築城家である。「マスター・ジェイムズ」とも呼ばれ、サヴォワ伯のもとで城や宮殿の建設に携わったのち、イングランド王エドワード1世に招かれた。
エドワードのウェールズ征服にあたってその築城計画の総指揮をとり、リズラン、ハーレック、コンウィ、カーナーヴォン、ボーマリスなど、北ウェールズに連なる城――「鉄の環」――の多くを手がけた。同心円式の縄張りや双塔式のゲートハウスなど、当時最新の築城術を駆使したこれらの城は、中世ヨーロッパの軍事建築の頂点とされる。王の信任厚く、王領の築城長として高い地位と報酬を得た。1309年ごろに没した。