ゴシック建築
ブルゴス大聖堂
スペイン北部、カスティーリャ・イ・レオン州ブルゴスの大聖堂。1221年にフランス…
建築家 / Architect
フアン・デ・バリェホ(Juan de Vallejo、1500年頃–1569)は、16世紀半ばのブルゴスで活動した建築家・彫刻家である。出自や修業の詳細は明らかでないが、1518年にはフランシスコ・デ・コロニアのもとでブルゴス大聖堂の工事に職人として加わっていた。ディエゴ・デ・サグレドの建築書やセルリオの論考など、同時代の建築理論に通じていたことが知られる。
1520年ごろ独立し、大聖堂のサンティアゴ礼拝堂(1524年)やサン・フアン礼拝堂(1534年)を手がけた。最大の仕事は、1539年3月に崩落したフアン・デ・コロニアの交差部塔の再建である。フェリペ・ビガルニーの弟子フアン・デ・ラングルの設計案に基づいて工事が始まり、1542年にフランシスコ・デ・コロニアが没してからはバリェホが単独で率い、1568年に八角形のシンボリオを完成させた。後期ゴシックの骨組みにルネサンス的な装飾を重ねたその構成は、プラテレスコの代表的な作例に数えられる。
大聖堂の外では、サン・コスメ・イ・サン・ダミアン教会の正面や、いまは失われたサン・パブロ修道院の聖具室などを手がけた。1569年に没し、同修道院に葬られた。