新古典主義建築
自由の女神像
ニューヨーク港リバティ島に立つ新古典主義の巨像。フランスからアメリカへ贈られ…
建築家 / Architect
リチャード・モリス・ハント(Richard Morris Hunt、1827–1895)は、19世紀アメリカを代表する建築家である。本国にボザール様式をもたらし、富豪の邸宅から公共建築まで、アメリカ建築の格を一段引き上げた人物として知られる。
1827年、ヴァーモント州ブラトルボロの裕福な一族に生まれる。父の死後ヨーロッパへ渡り、パリのエコール・デ・ボザールで建築を学んだ最初のアメリカ人となった。同校でルフュエルに師事し、ルーヴル増築の一部にも携わったのち、1855年に帰国する。ニューヨークに事務所兼アトリエを構えてフランス式の教育法で後進を育て、1857年にはアメリカ建築家協会(AIA)の創設に加わり、のちに会長を務めた。職能としての「建築家」を米国に根づかせた立役者である。
主要作は幅広い。初期の高層建築のひとつニューヨーク・トリビューン・ビル、メトロポリタン美術館のファサードと大広間、そしてヴァンダービルト家のために手がけたニューポートの「ブレイカーズ」「マーブル・ハウス」、アッシュビルの大邸宅ビルトモアなど、フランス・ルネサンス様式を駆使した壮麗な建築群を残した。
代表作のひとつが、自由の女神像の花崗岩の台座である。バルトルディの巨像を支えるにふさわしい、簡潔で堂々とした基壇を設計し、報酬を像の建設資金に寄付した。1895年、ニューポートに没する。当時もっとも栄誉を受けたアメリカ人建築家であった。
ニューヨーク港リバティ島に立つ新古典主義の巨像。フランスからアメリカへ贈られ…
ニューヨーク、セントラル・パークの東縁に立つ、世界有数の美術館。1870年創立。…