フランボワイヤン
ルーアン大聖堂
フランス北西部ルーアンに立つノルマンディー首座大司教の大聖堂。12世紀半ばから1…
建築家 / Architect
ルーラン・ル・ルー(Roulland Le Roux)は、16世紀初めのルーアンで活動した石工頭・彫刻家である。生没年は明らかでなく、1508年から1527年ごろまでの活動が記録に残る。
ルーアン大聖堂では、「バターの塔」の建設で傾きの生じた西正面の中央部を1508年から1511年にかけて作り直し、繊細なトレーサリーと彫像で覆われたフランボワイヤン様式の正面とした。1514年に交差部の尖塔が焼けると、翌年ランタン塔を補強して一層を加え、石造の尖塔を提案したが、採用されたのは木造の案であった。大聖堂内のジョルジュ・ダンボワーズ枢機卿の墓廟の制作にも加わっている。市内では旧財務局の建物を手がけ、裁判所(パレ・ド・ジュスティス)にも関与したと伝えられる。バターの塔を完成させたジャック・ル・ルーとは同じ一族である。