EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

アブラクAblaq

アブラク(ablaq)は、色の異なる石材を交互に積んで横縞をつくる組積の手法である。アラビア語で「まだら」を意味する語に由来し、白い石灰岩と黒い玄武岩、あるいは白と赤の大理石を組み合わせることが多い。12世紀のシリアで広まり、マムルーク朝のエジプトで門や壁面、ミフラーブまわりの定型的な扱いとして洗練された。構造上の必然はなく、面を分節し陰影を与えるための意匠である。

白と黒の横縞の石壁に、窓が規則的に並ぶ中庭の立面
ダマスカスのアズム宮殿(18世紀)。白と黒の石を交互に積んだ壁面Bassel Khabbaz / CC BY-SA 4.0 — Wikimedia Commons
この用語が登場する建築 リラ修道院