EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

二重聖堂Double church

概要

同じ平面をもつ聖堂を上下二層に重ねた教会建築の形式で、ドイツ語でドッペルキルヒェ(Doppelkirche)と呼ぶ。上層を領主や修道士、下層を一般信徒や従者が使うといったように、身分や用途によって二つの空間が使い分けられた。城内の礼拝堂として設けられた小規模なものは二重礼拝堂(Doppelkapelle)とも呼ばれ、ニュルンベルク城に例がある。11〜12世紀のドイツ語圏で多くつくられ、ボン近郊シュヴァルツラインドルフの聖堂がよく知られる。トリーアのポルタ・ニグラは、古代ローマの城門を中世にこの形式の聖堂へ改造した特異な例である。

関連様式 ロマネスク建築
この用語が登場する建築 ポルタ・ニグラ