EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

グアスタヴィーノ・タイルGuastavino tile

スペイン出身の建築家ラファエル・グアスタヴィーノが19世紀末のアメリカで広めた、薄い陶製タイルをモルタルで幾層も貼り重ねて、自立するドームやヴォールトを架ける構法。地中海のカタルーニャ・ヴォールトに由来し、型枠を最小限にしながら、軽く堅牢で燃えない曲面の天井を築ける。タイルが扇状や矢筈状に並ぶ意匠も特徴で、グランド・セントラル駅やアメリカ自然史博物館など、ボザール期の多くの公共建築の天井を支えている。グアスタヴィーノ・ヴォールトとも呼ばれる。

小さなタイルを模様状に貼り重ねた、なめらかな曲面の天井
ニューヨークのマンハッタン・ミュニシパル・ビルのアーケード天井。グアスタヴィーノ・タイルのヴォールトが架かるbrettrutherford (Flickr) / CC BY 2.0 — Wikimedia Commons
関連様式 ボザール様式
この用語が登場する建築 アメリカ自然史博物館 国立自然史博物館