EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

ハイポコーストHypocaust

ハイポコースト(hypocaust)は、古代ローマの床下暖房である。床を小さな煉瓦の柱で持ち上げて空洞をつくり、炉で焚いた熱気をそこへ通して床面を温めた。壁の内部に中空の煉瓦管を仕込み、熱気を壁からも巡らせる例も多い。浴場の温浴室や寒冷地の邸宅に広く用いられ、ローマの入浴文化を技術面から支えた。

床を取り除いた跡に、小さな煉瓦の柱が並ぶ遺構
スペイン、ラ・オルメダの後期ローマのヴィラに残るハイポコーストNordelch / CC BY-SA 3.0 — Wikimedia Commons
関連様式 ローマ建築
この用語が登場する建築 ヴィッラ・アドリアーナ