EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

ジュベJubé (Rood screen)

ジュベ(jubé)は、教会堂内で聖職者の領域である内陣と、信徒の領域である身廊とを仕切る障壁状の構造物である。英語ではルードスクリーンと呼ばれる。中世以降の大聖堂や修道院聖堂に置かれ、上部に十字架像や聖人像、説教のための台(ロフト)を備えることが多かった。石や木で精緻に彫られ、堂内でもっとも装飾の凝らされる見せ場となった。後の典礼改革のなかで視界を妨げるとして撤去された例も多く、当初の姿をとどめるものは貴重である。

教会の奥を、両端に螺旋階段をもつ白い石のアーチ状の仕切りが横切る
パリのサン=テティエンヌ=デュ=モン教会。身廊と内陣のあいだに16世紀のジュベが残るDiliff / CC BY-SA 3.0 — Wikimedia Commons
関連様式 ゴシック建築
関連用語 内陣