EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

ニンファエウムNymphaeum

ニンファエウム(nymphaeum)は、水の精ニンフに捧げた泉の祠に由来する、噴水や水盤を備えた建築である。古代ギリシアでは自然の洞窟や湧水の聖所であったが、ローマ時代には壁龕に彫像を並べた記念碑的な噴水施設となり、都市の広場や邸宅の庭園に設けられた。水道がもたらす豊富な水を見せる装置であり、その系譜はルネサンス以降の庭園の洞窟(グロット)や噴水へと続く。

二層の壁龕と円柱で飾られた半円形の石造の泉の正面
ヨルダン、ジェラシュのニンファエウム(191年)。壁龕を重ねた正面の前に水盤が置かれるDavid Bjorgen / CC BY-SA 3.0 — Wikimedia Commons
関連様式 ローマ建築
この用語が登場する建築 ヴィッラ・アドリアーナ