EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

巡礼教会Pilgrimage church

巡礼教会(pilgrimage church)とは、聖遺物を目当てに集まる多数の巡礼者を受け入れるために発達した、中世の大規模な教会堂の類型をいう。身廊の両脇に広い側廊を設け、内陣をめぐる周歩廊と放射状の小礼拝堂を備えることで、典礼を妨げずに聖遺物の周囲を巡れるようにした点に特徴がある。フランスからスペインに至るサンティアゴ巡礼路沿いに、サン・セルナン聖堂やサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂などの作例が連なる。

煉瓦造の聖堂の後部に、半円形の小礼拝堂がいくつも並んで張り出す
トゥールーズのサン・セルナン聖堂の後陣。周歩廊から放射状に小礼拝堂が張り出すZairon / CC BY-SA 4.0 — Wikimedia Commons
関連様式 ロマネスク建築