EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

放射状祭室Radiating chapel

放射状祭室(radiating chapel)は、聖堂の東端で周歩廊の外側に、放射状に並べて設けられた小礼拝堂である。複数の祭壇を内陣のまわりに配置できるため、聖遺物を求めて訪れる巡礼者や、日々ミサを捧げる多数の司祭修道士の需要に応えた。周歩廊と組み合わせた東端部の構成はフランス語でシュヴェ(chevet)と呼ばれ、11世紀のロマネスクの巡礼路聖堂やクリュニー修道院の第3聖堂で発達し、ゴシックの大聖堂へと受け継がれた。

教会平面の奥の半円部に、小さな半円が放射状に並ぶ図
教会堂の平面図。内陣のまわりに放射状に並ぶ色付きの部分が放射状祭室Welleschik / CC BY-SA 3.0 — Wikimedia Commons
関連様式 ロマネスク建築
この用語が登場する建築 クリュニー修道院