EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

セルリアーナSerliana

セルリアーナは、中央のアーチ開口を左右の低い方形の開口(まぐさ式)で挟んだ三連の開口部をいう。中央を高く両脇を低く構える均整のとれた構成が特徴で、建築家セバスティアーノ・セルリオが図版で広めたことからこの名がある。アンドレア・パッラーディオが好んで用いたため「パッラーディオ式窓」、ヴェネツィアでの普及から「ヴェネツィア窓」とも呼ばれる。ルネサンス以降のファサードや窓割りに広く応用され、古代ローマの凱旋門を想起させる格式ある意匠として親しまれた。

アーチと両脇の小さな開口を組み合わせた白い開廊が二層に並ぶ建物
ヴィチェンツァのバシリカ・パッラディアーナ(16世紀)。セルリアーナを二層に連ねた開廊が建物を包むDidier Descouens / CC BY-SA 4.0 — Wikimedia Commons
関連様式 ルネサンス建築