EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

スターリン建築Stalinist architecture

「スターリン建築」は、1930年代から1950年代初頭にかけてソビエト連邦で展開した記念碑的な建築様式である。新古典主義やバロックなど過去の様式を折衷し、壮麗な装飾と象徴性によって体制の威信を可視化した。モスクワ地下鉄初期の「地下宮殿」と称される諸駅もこれに含まれる。1955年の「過剰の除去」決議によって公式に否定され、規格化と経済性を旨とする設計へと取って代わられた。

夕日を背に、尖塔を戴く中央塔と両翼が左右対称に広がる巨大な建物
モスクワ大学本館(1953年)。中央の高い塔を中心に左右対称に広がるスターリン様式の高層建築Alexmartyn85 / CC BY-SA 4.0 — Wikimedia Commons