EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

ヘレニズム建築

Hellenistic architecture
年代
前323 — 前30
地域
地中海東部・近東(ギリシア化世界)
時代
古代

ヘレニズム建築(Hellenistic architecture)は、アレクサンドロス大王の死(前323年)から、ローマによるエジプト併合(前30年)にいたるまでの、いわゆるヘレニズム時代の建築である。大王の東征によってギリシア文化が地中海東部から近東・エジプトへと広まり、各地の伝統と交わるなかで展開した。

古典期ギリシアが、神殿建築の均整と簡素を旨としたのに対し、ヘレニズムの建築は、より大規模で、劇的で、装飾に富む方向へと向かった。三つのオーダーのうち、繊細なコリント式が好まれ、列柱は壮大に、彫刻装飾は豊かになった。都市は格子状に整然と計画され、アゴラ(広場)は列柱廊(ストア)に囲まれ、劇場や図書館、体育場(ギュムナシオン)といった公共施設が整えられた。

ペルガモンの大祭壇や、再建されたエフェソスのアルテミス神殿、アレクサンドリアの大灯台(ファロス)など、時代を象徴する記念碑が各地に築かれた。王たちは、富と権勢を誇示するために、巨大な建造物や記念物を競って造営した。ロドス島の巨像もまた、こうした記念碑性への志向が生んだ、この時代を代表する作例である。

ヘレニズムの建築と都市計画は、やがてこれを受け継いだローマ建築へと流れこみ、地中海世界全体の建築の礎の一つとなった。

ヘレニズム建築
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代表建築

Buildings