ネオフューチャリズム
ブルジュ・ハリーファ
ドバイのダウンタウンに立つ高さ828メートルの超高層ビル。米SOMのアドリアン・ス…
建築家 / Architect
エイドリアン・スミス(Adrian Smith、1944年— )は、超高層建築を専門とするアメリカの建築家である。シカゴに生まれ、イリノイ大学シカゴ校で建築を学んだ。1967年に設計事務所SOM(スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル)へ入所し、ブルース・グレアムやファズラー・カーンといった同事務所の高層建築の系譜のもとで研鑽を積み、1980年に設計パートナーとなった。2006年にSOMを離れ、ゴードン・ギルとともにエイドリアン・スミス+ゴードン・ギル・アーキテクチャー(AS+GG)を設立している。
スミスの仕事は、単に高さを競うのではなく、構造・環境性能・都市文脈を統合して超高層を成立させる点に特徴がある。初期には文脈主義的・ポストモダン的な高層ビルも手がけたが、後年はガラスとコンクリートによる流麗な造形と環境配慮を結びつけた、ネオフューチャリズム的な塔へと向かった。
代表作はドバイのブルジュ・ハリーファ(2010年、高さ828メートル)である。基本構想をまとめた中心人物であり、Y字形平面とバットレス・コア構造によって前例のない高さを実現した。ほかに上海の金茂タワー、シカゴのトランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワーなどがあり、AS+GGでは高さ1,000メートル超を計画するサウジアラビアのジェッダ・タワーの設計も率いている。高層化と環境設計の両面で、現代の超高層建築に大きな影響を与え続けている。
ドバイのダウンタウンに立つ高さ828メートルの超高層ビル。米SOMのアドリアン・ス…
サウジアラビア・ジッダで建設中の超高層ビル。エイドリアン・スミス+ゴードン・…