ルネサンス建築
ルーヴル美術館
パリ、セーヌ川右岸に立つ、世界で最も来館者の多い美術館。12世紀の要塞に始まり…
建築家 / Architect
ルイ・ル・ヴォー(Louis Le Vau、1613年–1670年)は、17世紀フランスを代表する建築家で、フランス古典主義建築の確立者の一人である。ルイ14世に仕える筆頭建築家として、王権の威信を体現する壮麗な建築を数多く手がけた。
出世作は、財務卿ニコラ・フーケのために築いたヴォー=ル=ヴィコント城である。建築・庭園・装飾を一体に構想したこの城は、のちのヴェルサイユの原型となった。ル・ヴォーはそのヴェルサイユ宮殿の拡張(外被)にも携わり、パリではセーヌ川に臨む四国学院(現フランス学士院)やオテル・ランベールを設計している。
ルーヴルでは、レスコが始めたクール・カレを四つの翼で囲んで完成させ、東面コロネードの設計委員会にも、ル・ブラン、ペローとともに加わった。1654年には王の筆頭建築家(プルミエ・アルシテクト)に任じられ、ヴァンセンヌ城のパヴィヨンなども手がけた。文脈への感受性と独創的な平面構成に長けた建築家として知られる。