EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

エンタシスEntasis

エンタシスは、円柱の柱身を上方へわずかに細らせつつ、中ほどをふくらませる輪郭の調整をいう。まっすぐな柱が中央でくびれて見える錯視を補正し、石の量塊に張りと安定感を与える効果をもつ。古代ギリシア建築、とりわけドーリア式神殿で顕著に用いられた。

遺跡に立つ二本の太い石の円柱。柱身は上に向かって細くなる
オリンピアのヘラ神殿に残るドーリア式円柱。柱身の中ほどのわずかなふくらみが見てとれるJLVwiki / CC BY-SA 4.0 — Wikimedia Commons
関連様式 ドーリア式
この用語が登場する建築 シラクサ大聖堂
様式史の章 古典の確立