EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
オルソスタットOrthostat
オルソスタット(orthostat)は、壁の下部や外周に縦長に立てて据えた大型の板石をいう。語源はギリシア語の「まっすぐ立つもの」である。先史時代の巨石記念物では、地面に立て並べた板石そのものが壁となり、隙間を小石や土で埋めた。マルタの巨石神殿では外周壁や通路の両脇に用いられ、ジュガンティーヤでは幅の広い板石と細い柱状の石を交互に立てる構成がみられる。古代オリエントやヒッタイトの建築では、浮彫を施した腰石として宮殿や城門を飾った。