EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

クアドラトゥーラQuadratura

クアドラトゥーラ(quadratura)は、天井や壁に建築や空間を遠近法で描き込み、実在の構造が上方へ続いているかのように見せるだまし絵的な装飾画法である。イタリア・バロックで高度に発達し、教会堂や宮殿の天井を実際以上に高く広く感じさせた。観る者の視点を前提に、緻密な透視図法で構成される点に特徴がある。

平らな天井に、柱と窓のある丸いドームの内側が立体的に描かれている
ローマのサンティニャツィオ聖堂の「偽のドーム」(アンドレア・ポッツォ)。平らな画面にドームの内部を描くFiat 500e / CC BY 4.0 — Wikimedia Commons
関連様式 バロック建築
この用語が登場する建築 ベルヴェデーレ宮殿 聖イグナツィオ教会