EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

薄肉シェル構造Thin-shell structure

薄肉シェル構造とは、曲面そのものの形状によって荷重を支える、厚みのきわめて薄い面状の構造形式である。卵の殻のように面内の圧縮と引張で力を流すため、スパンに比して驚くほど薄い断面で大空間を覆うことができる。鉄筋コンクリートの普及とともに20世紀前半に発達し、CNIT(パリ、1958年)の二重殻ヴォールトやシドニー・オペラハウスの殻屋根がその代表例である。柱のない広大な内部空間を生むが、複雑な曲面の型枠と精密な施工を要する。

関連様式 構造表現主義