EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

トラバーチンTravertine

トラバーチン(travertine)とは、温泉や石灰分を含む地下水から沈殿してできた縞模様の石灰岩で、古来ローマ周辺で建築石材として用いられてきた。比較的やわらかく加工しやすい一方、乾くと硬く堅牢になる。色は淡いクリーム色から黄褐色で、ローマのコロッセオやトレヴィの泉をはじめ、多くの建築の外装や彫刻に使われた。ティヴォリ近郊産のものが名高い。

小さな穴が無数にあいた淡い色の石を積んだ壁の接写
トラバーチンで築かれたスペイン・カタルーニャのサン・キンティ・デ・カンブリルス教会の壁Isidre blanc (talk) / CC BY-SA 3.0 — Wikimedia Commons