ヴェストヴェルクWestwork
ヴェストヴェルク(独 Westwerk、英 westwork)は、教会堂の西正面に設けられた、塔をそなえる重層の建築ブロックである。二基の塔のあいだに下層の玄関廊と上層の礼拝室を一体に収め、上階には皇帝や聖職者のための席が置かれることもあった。カロリング朝期に起こり、ロマネスク期にかけてドイツを中心とする北方ヨーロッパで発達した。単なる入口を超えた儀礼的な空間であり、垂直性を強調するその構成は、後のゴシックの双塔正面の源流ともなった。

関連様式
ロマネスク建築