EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

ヴェストヴェルクWestwork

ヴェストヴェルク(独 Westwerk、英 westwork)は、教会堂の西正面に設けられた、塔をそなえる重層の建築ブロックである。二基の塔のあいだに下層の玄関廊と上層の礼拝室を一体に収め、上階には皇帝や聖職者のための席が置かれることもあった。カロリング朝期に起こり、ロマネスク期にかけてドイツを中心とする北方ヨーロッパで発達した。単なる入口を超えた儀礼的な空間であり、垂直性を強調するその構成は、後のゴシックの双塔正面の源流ともなった。

二本の塔に挟まれた、窓の少ない石造の重厚な西正面
コルヴァイ修道院教会のヴェストヴェルク(9世紀、ドイツ)Tsungam / CC BY-SA 4.0 — Wikimedia Commons
関連様式 ロマネスク建築
この用語が登場する建築 リンブルク大聖堂 聖パウルス聖堂