アルマトイ国際空港 Almaty International Airport
カザフスタン最大の国際空港。1935年に開港し、中央アジア随一の発着拠点として発展した。1973年の旧ターミナルは記念物に指定されたが、火災を経て新ターミナルに更新された。
§1 — 概要概要
アルマトイ国際空港(Алматы халықаралық әуежайы)は、カザフスタン南東部の都市アルマトイの北東郊、市の中心から十数キロメートルの位置にある国際空港である。旅客・貨物とも中央アジア最大級の取扱量を誇り、同国の主要な玄関口かつエア・アスタナの拠点空港(IATAコード:ALA)となっている。ソビエト期から中央アジアの拠点空港として発展し、独立後はカザフスタンの空の玄関口として国際線網を広げてきた。
歴史
1935年、小型の民間・軍用機のための飛行場として開かれた。1973年には、ナウモヴァら建築家チームの設計による本格的な旅客ターミナルが完成し、1979年に歴史的記念物に指定された。1975年12月には、超音速旅客機ツポレフTu-144がモスクワとを結ぶ路線で郵便・貨物の輸送を開始し、世界初の超音速機による定期運航の一翼を担った(旅客運航は1977年から)。1999年7月、軽食用の厨房から出た火が七時間以上にわたって燃え広がり、待合室や売店など主要部が損壊して建物は使用不能となり、ターミナルは2010年に記念物の指定を解かれた。
建築的特徴
1973年のターミナルは、ソビエト期の近代建築の特徴を示す建物であった。火災を経て2004年に新たな国際線ターミナルが整えられ、1998年の滑走路改修を経て、2008年には中央アジア有数の長さをもち全機種の発着に対応する第2滑走路が供用された。さらに2021年に着工した新ターミナルが2024年に開業し、現在の空港の中心となっている。一連の更新により、増大する旅客・貨物の需要に対応する体制が整えられた。
意義・現在
旧ターミナルの喪失は、ソビエト期の公共建築の保存をめぐる問題を象徴する事例でもある。今日では年間数百万人を扱う中央アジアの結節点として、運営をトルコのTAV空港社が担い、近年も施設の更新が続けられている。
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