EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
アヴィーチー・アリーナ
© Holger.Ellgaard / CC BY-SA 4.0
FIG. 01 — Q32926

アヴィーチー・アリーナ Avicii Arena

Globen

ストックホルムにある球形の屋内アリーナ。直径110メートルの白い球体は世界最大級の球形建築で、長く「グローベン」の名で親しまれてきたランドマークである。

FIG. 02 — Location59.2936° N 18.0833° E
スウェーデン ストックホルム県 ストックホルム
§1 — 概要

概要

アヴィーチー・アリーナ(Avicii Arena)は、スウェーデンの首都ストックホルムにある球形の屋内アリーナである。「グローベン(Globen、球)」の通称で長く親しまれ、直径110メートルの白い球体は世界最大級の球形建築として知られる。アイスホッケーやコンサートをはじめ、大規模なイベントの会場として用いられている。

歴史

スウェーデンの建築事務所ベルグ・アルキテクトコントルの設計により、1986年に着工し、1989年2月に開場した。当初は「ストックホルム・グローブ・アリーナ」と称し、2009年には命名権により「エリクソン・グローブ」と改められた。2021年には、2018年に没したスウェーデン出身のDJ、アヴィーチー(ティム・バーグリング)を悼んで現在の名に改称された。なお、地下鉄の駅名には今も「グローベン」が残っている。

建築的特徴

この建物の最大の特徴は、完全な球というもっとも純粋な幾何学そのものである。直径110メートル、内部高さ85メートルの球体は、スペースフレーム——MERO方式と呼ばれる鋼管の立体トラス——によって支えられ、外装は白いパネルで覆われる。柱のない広大な内部空間には、コンサート時で約1万6千人、アイスホッケー時で約1万4千人を収容する。球体の上部には、外周を斜めに登るゴンドラ「スカイビュー」が後に設けられ、頂部からの眺望を提供している。

意義・現在

球というもっとも単純な立体を都市の規模で実現したこの建物は、ストックホルムのスカイラインを象徴するランドマークとなった。世界最大の太陽系模型「スウェーデン太陽系」では、太陽に見立てられている。2023年にラスベガスのスフィアが完成するまで、世界最大の球形建築であった。改修を経て、現在も主要なアリーナとして稼働している。

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LAST EDIT — 2026.06.27
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