EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
オーレスン橋
© Nick-D / CC BY-SA 4.0
FIG. 01 — Q297871

オーレスン橋 Øresund Bridge

Øresundsbroen

デンマークのコペンハーゲンとスウェーデンのマルメを結ぶ、海峡をまたぐ巨大な橋。2000年に開通し、上段に道路、下段に鉄道を通す。橋・人工島・海底トンネルからなる全長約16キロのリンクの中核で、ゲオルク・ロトネの設計による斜張橋として知られる。

FIG. 02 — Location55.5764° N 12.8216° E
スウェーデン マルメ〜コペンハーゲン
§1 — 概要

概要

オーレスン橋は、デンマークの首都コペンハーゲンと、スウェーデンのマルメを結ぶ、海峡をまたぐ巨大な橋である。2000年に開通し、上段に道路、下段に鉄道を通す二層構造をもつ。橋・人工島・トンネルを組み合わせた、全長約16キロメートルの「オーレスン・リンク」の中核をなし、北欧と大陸ヨーロッパを陸路でつないでいる。

歴史

デンマークとスウェーデンを陸路で結ぶ構想は古くからあったが、1991年に両国が建設に合意し、1995年に着工した。設計には、デンマークの建築家ゲオルク・ロトネと、アラップをはじめとする技術者たちがあたった。海峡にはコペンハーゲン空港が近く、橋を高く架けると航空路の妨げになるため、スウェーデン側を橋、デンマーク側を海底トンネルとし、その境に人工島ペバーホルムを築くという解決がとられた。1999年に橋がつながり、2000年7月に開通した。のちにデンマーク・スウェーデン合作のテレビドラマ『THE BRIDGE/ブリッジ』の舞台となり、北欧の象徴として世界に知られるようになった。

建築的特徴

オーレスン橋の本体は、全長約7.8キロメートルにおよぶ斜張橋である。フリンテ海峡をまたぐ中央の径間は約490メートルあり、大型船が下を通れるよう高く架けられている。海面から自立して約204メートルそびえる二本の主塔から斜めに張ったケーブルが、上下二段の桁を吊っている。橋脚や主塔は五角形の断面をもち、鋼の部材を黒く塗るなど、装飾を排した力強い造形でまとめられている。デンマーク側では、橋は人工島を経て、海底に沈めた沈埋トンネルへと姿を変える。

意義・現在

オーレスン橋は、コペンハーゲンとマルメを30分あまりで結び、両都市を一つの経済圏へと変えた。国境をまたいで日々多くの人が通勤・通学に利用し、北欧と大陸を結ぶ大動脈となっている。技術と国際協力の記念碑として、いまも多くの人を惹きつけている。

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LAST EDIT — 2026.06.22
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