メットライフ・スタジアム MetLife Stadium
米国ニュージャージー州イーストラザフォードに建つ多目的スタジアム。NFLのジャイアンツとジェッツが本拠とし、収容約8万2千人を誇る。2007年に着工して2010年に開業し、2014年のスーパーボウルや2026年サッカーW杯決勝の会場にもなる。
§1 — 概要概要
メットライフ・スタジアム(MetLife Stadium)は、米国ニュージャージー州イーストラザフォードのメドウランズ・スポーツ・コンプレックスに建つ多目的スタジアムである。ニューヨーク中心部の西方およそ8キロメートルに位置し、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のニューヨーク・ジャイアンツとニューヨーク・ジェッツが本拠地として共用する。約8万2千人を収容し、NFL最大の規模をもつスタジアムである。
歴史
旧ジャイアンツ・スタジアムに代わる施設として計画され、設計はスポーツ建築を得意とする360アーキテクチャーが担当した。2007年に着工し、2010年に開業した。総工費は約16億ドルとされ、開業時には米国で最も建設費の高いスタジアムであった。これまでに2014年のスーパーボウル48を開催し、2025年のFIFAクラブワールドカップ決勝の舞台ともなった。2026年のサッカーワールドカップでは決勝戦の会場に予定されており、その期間中は別称で運用される。
建築的特徴
二つのチームが本拠地を共用する前提から、内装や装飾を特定のチームの色に固定せず、照明や映像によって演出を切り替えられる中立的な設えとした点に特徴がある。外周は鋼材とルーバー状の被覆で覆われ、夜間には照明によって表情を変える。屋根をもたない開放型のすり鉢状の構成で、観客席を急勾配に配置することにより、大規模ながらも競技を見やすい視環境を確保している。
意義・現在
メットライフ・スタジアムは、二つのプロチームが一つの本拠地を共有する数少ない事例として知られる。アメリカン・フットボールの試合にとどまらず、サッカーの国際大会や大規模なコンサートなど多目的に用いられ、ニューヨーク都市圏を代表する大型催事の拠点となっている。世界的な競技大会の会場に選ばれ続ける、現代の巨大スタジアムの典型である。