モリニュー・スタジアム Molineux Stadium
イングランド・ウォルヴァーハンプトンのサッカー専用競技場。1889年以来ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズの本拠であり、フットボールリーグ加盟クラブのために建設された世界初のスタジアムとして知られる。
§1 — 概要概要
モリニュー・スタジアム(Molineux Stadium)は、イングランド中部、ウェスト・ミッドランズのウォルヴァーハンプトンにあるサッカー専用競技場である。1889年以来、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFCの本拠地であり、フットボールリーグに加盟するクラブのために建設された世界初のスタジアムとして、近代サッカー史にその名を刻む。現在の収容数は約31,750人で、全席が座席である。
歴史
名称は、かつて敷地にあった邸宅と庭園「モリニュー・グラウンズ」に由来する。1889年にワンダラーズが本拠を移して以来、段階的に拡張と改築が重ねられた。1950年代にはイングランドで早くから照明設備を備え、欧州クラブとの先駆的な試合を開いた。スタンドの一部は、英国各地の競技場を設計したアーチボルド・リーチの手による。1990年代初頭には数百万ポンドを投じた全面改修が行われ、当時として国内有数の近代的な競技場へと生まれ変わった。
建築的特徴
現在の姿は、四方を独立したスタンドで囲む典型的な近代型の競技場である。1990年代の改修で観客席はすべて座席化され、各スタンドが新築または大規模に建て替えられた。2012年には新たなスタン・カリス・スタンドが完成し、さらなる収容力の拡大を視野に入れた再開発も構想されている。最高観客動員数は、立見席が主であった時代に記録された61,315人である。
意義・現在
モリニューは、英国サッカーの発展とともに歩んできた競技場である。1972年には第1回UEFAカップの決勝戦の舞台となり、イングランド代表戦もたびたび開催されてきた。ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズは2018年から8季にわたってプレミアリーグを戦ったが、2025–26シーズンを最後にチャンピオンシップへ降格した。幾度も姿を変えながら、地域に根ざしたクラブの象徴として、なお現役の競技場であり続けている。