EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
マラジョージナヤ駅
© A.Savin / CC BY-SA 3.0
FIG. 01 — Q1943679

マラジョージナヤ駅 Molodyozhnaya

Молодёжная

モスクワ地下鉄の駅。1965年7月5日、フィリョフスカヤ線の西側終点として開業した。フルシチョフ期の簡素な設計方針を反映した、二列の柱が支える簡潔な駅で、2008年からアルバーツコ・ポクロフスカヤ線に属する。

FIG. 02 — Location55.7408° N 37.4167° E
ロシア モスクワ モスクワ
§1 — 概要

概要

マラジョージナヤ駅(ロシア語: Молодёжная)は、ロシア・モスクワ西部のクンツェボ地区にあるモスクワ地下鉄の駅である。駅名は「若者の」を意味する。1965年に開業した当時の簡素な設計方針を色濃く残す、地表近くの浅い構造の駅で、現在はアルバーツコ・ポクロフスカヤ線(3号線)に属する。

歴史

駅は1965年7月5日、フィリョフスカヤ線をピオネルスカヤ駅から西へ延伸する区間の終点として開業した。設計はソ連の建築家リミダルフ・ポグレブノイが手がけた。開業から42年を経た2008年1月7日、ストロギノ方面への延伸網の再編にともない、この駅はフィリョフスカヤ線から切り離され、アルバーツコ・ポクロフスカヤ線へと組み込まれた。

建築的特徴

1950年代末から1960年代にかけて、新設地下鉄駅の華美な装飾は、ニキータ・フルシチョフの指示によって明確に否定された。安価で大量生産が可能な、機能本位の簡素な設計が求められた時代である。マラジョージナヤ駅もその方針を反映し、二列に並ぶ柱が天井を支える標準的な構成をとる。柱は白い大理石で覆われ、上下に桃色の大理石の帯がめぐらされる。壁面はタイル張りで、装飾を切り詰めた明快なつくりである。フィリョフスカヤ線のうちフィリ駅からこの駅に至る区間は、当時の地下鉄路線のなかでも最も低廉に建設された区間とされる。

意義・現在

マラジョージナヤ駅は、スターリン期の「地下宮殿」と呼ばれた豪奢な駅々に対し、フルシチョフ期以降の実用主義的な地下鉄建築を示す一例である。華美を排した1960年代の地表駅の系譜に連なり、ソ連の都市インフラ整備が量的拡大へと舵を切った時代を映している。現在も西部地域と都心を結ぶ駅として日々利用されている。

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※ モスクワ地下鉄駅構内の写真(撮影: A.Savin / CC BY-SA 3.0)。ロシアにおけるパノラマの自由の適用は限定的なため、商用利用時は要確認。
LAST EDIT — 2026.06.25
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